一歩ずつ
少し前から登山を始めた。
大学生の時、アメリカで私の乗っていたジェットコースターが10分ほど停止することがあり、その時から高い所が苦手になったようだ。それは何年も後になってからエレベーターから見える景色すらも苦手だと感じた時があり、高所恐怖症を認識することとなる。そんな高所恐怖症の私が、山に登りたくなり、登山好きの友達に連れて行ってくれと懇願することなどないと思っていたが、今まさかの登山にハマっている。
登る時は心拍数が穏やかな数値ではなく、下山時には恐怖心が芽生える山もあるが、それでも仲間の大丈夫という声に励まされて、山に登っている。
私の頭の中では常に、山から墜落する妄想が消えはしない。
それでも仲間の声は偉大で、恐怖心を和らげる。非常に不思議である。
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